ミニシンポジウム「スパース推定の展開と土木工学」
データ駆動型工学公開ミニシンポジウム「スパース推定の展開と土木工学」
シンポジウム趣旨:疎なデータからどこまで高密度な情報が再現できるか?
近年,スパースな(疎な)観測データから,より高密度な情報の再現・予測を行うスパース推定技術が注目されている.スパース推定はスパース正則化や超解像技術を数理的背景に発展を遂げており,土木工学においても空間規模の大きな地盤条件や構造物などに対する疎な観測データから全体の推定を行うための手法として,様々な応用が検討されている.
そこで本ミニシンポジウムは,スパース推定の先端的な基礎研究と,同技術の土木工学への応用について,講演やパネルディスカッションを通じて情報交流や将来像の共有を行う.
開催概要
日時:2019/10/15(火) 13:00開始,17:30終了予定
会場:土木学会講堂
主催:科学研究補助金 基盤研究(B) スパースな地震観測網による地盤-構造物系の地震時挙動の高精度予測手法の開発
共催:土木学会構造工学委員会 構造工学でのAI活用に関する研究小委員会・山梨大学 工学域スマート社会基盤創造研究ユニット
参加申し込み(無料)
下記のリンクよりお申し込みください.
#当シンポジウムは,土木学会よりCPD認定(4.2単位)を受けています.
シンポジウムプログラム
13:00 第1部 スパース推定の最近の展開:情報学の見地から
基調講演
■スパース推定と機械学習:その原理と応用,今後の方向性
九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 教授 河原 吉伸
研究講演
■三次元形状計測のためのLight Transport Matrixのスパース推定
東北大学 大学院情報科学研究科 博士後期課程 千葉 直也
■テンソル分解を用いたスパース時空間データ解析
NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究員 竹内 孝
14:45 第2部 スパース推定の応用:土木工学の見地から
基調講演
■スパース推定の土木工学への応用と今後の方向性について
東京都市大学 工学部都市工学科 教授 吉田 郁政
研究講演
■土木分野でのスパースモデリングの可能性 -地盤工学における逆解析を例に-
岡山大学 大学院環境生命科学研究科 准教授 珠玖 隆行
■有限要素モデルによる構造信頼性計算へのスパース代替モデル構築の有効性
筑波大学 システム情報系構造エネルギー工学域 准教授 西尾 真由子
16:20 第3部 パネルディスカッション -スパース推定の工学応用に向けて-
パネリスト
河原 吉伸 九州大学 マス・フォア・インダストリ研究所 教授
千葉 直也 東北大学 大学院情報科学研究科 博士後期課程
竹内 孝 NTTコミュニケーション科学基礎研究所 研究員
吉田 郁政 東京都市大学 工学部都市工学科 教授
珠玖 隆行 岡山大学大学院 環境生命科学研究科 准教授
西尾 真由子 筑波大学 システム情報系 構造エネルギー工学域 准教授
コーディネータ
宮本 崇 山梨大学 工学域スマート社会基盤創造研究ユニット 助教